くるのプログラミング記録

プログラミングの感想とか解説とか。

オンラインとオフラインの限界

こんにちは、ソフトウェアエンジニアのくるです。

「オンラインとオフラインの限界」の話

新規性はないです。もう無限に結論出てるような話を改めて自分の尺度で。


前にも書いた近い内容の記事はこちら。

sizu.me




最近の話で言うと、フルリモートワークで仕事をするということ自体が少し減ってきているのが世の中のトレンドなのかなと思う。
いわゆる出社回帰。

いいと思うし、出社した方がコミュニケーションも取りやすい。それでいてリモートワークでも業務が成り立つことはある種確立されたので、ワークライフバランスをとって各々都合が悪い日はリモートワークも使う。みたいな働き方はとても良いことだと思う。



一方で最近辛いのが、オフラインで起こるコミュニケーションのコンテキストのロストである。
情報を全てopenに記録した方が良いという意識のある人は、結構オフラインで話したことをslackなどにも残してくれる。そういう人は、テキスト上で突然決まったように見えるような意思決定も補足をしてくれたりもする。こういうのはとてもありがたい。


ただ、こういう俯瞰したソフトスキルというのは僕視点では結構高度なことで、全員がそういうことをできるわけでもないよなーというのを感じる。
なので、やっぱりオフラインとオンライン両方を混ぜて仕事をするというのは、結構難しいなと思うことがある。
出社する雰囲気があるなら、フルリモートの人はいない方がいいだろうな。と。



一方で、アウトプットの量や質を見た時に、自分はフルリモートの方が個人としては明らかに良くなるなーとも感じている。
これはもちろん人によりけりで、オンボーディングが必要な人とか、コミュニケーションが業務の主体の人はオフラインの方が生産性上がると言われて特に反論もない。



ただ、若干最近感じるのが、オフラインでコミュニケーションを取ることでなんとなくの仕事してる感が生まれてしまい、アウトプットの量を意識しない人が一定数生まれてしまっている?というのを危惧している。
何を言ってるんだ、という感じだが、現にそういう現象があるなと感じている。



テキストでのコミュニケーションというのは曖昧なことを言いづらい、というのが、オフラインでの会話に比べてあるなと感じる。
笑いで誤魔化したりしづらいというか、嘘が嘘として記録で残ってしまうので適当なことを言いづらいというか。

アウトプットを出さないといけないロールなのに、コミュニケーション主体で誤魔化すスタイル (この言い方はかなり揶揄になって良くないが) の動き方ができる構造になっていると感じる。

このムーブの発展系として、周りから一定の評価は得つつも、結局仕事としてはほとんど何も進捗していないみたいな事象も生まれてしまう可能性もあると感じる(この言い方もかなり揶揄になって良くないが)



これはまあオフライン主体で仕事をする上では普通に起きることかなと思うのと、ある意味コロナ前では当たり前のことだったので、変なことではないとも思っている。



どちらかというと上記の状況を普通と仮定して話した方が良いとも思えてくる。
オンライン主体の開発業務になると、ハードスキルが露骨に誤魔化せないというか、オフラインよりは可視化されやすい状況になるなと感じる。

加えて、物理的な通勤時間や、mtgの隙間などのオーバーヘッドがなくなることで、アウトプットの量を最大化することに徹した時の最大出力みたいなものを知ってしまったので、余計にオフラインだとアウトプットが若干減っていることを感じてしまう。

出社回帰するならもっと少ないアウトプットでも良い、みたいなのを改めて定義できるといいなと個人的には感じつつも、生産性が低くて良いなんていう会社はないとも思うので、まあそれは絵空事な感じではある。




もちろんオフラインで仕事することの意味合いはアウトプットの量だけで測れないところはあるというのは感じる。コミュニケーションパスの形成とか、チームの雰囲気作りとかはオフラインの方が良いとも自分も感じる。


仲良くなった分の連帯感で、オンライン時のアウトプットの総量を結局越えれるならそれは良いかなと思うし、実際のところそんなもの測るのは簡単ではないと思うので、是非は言いづらいなとは感じる。



てな感じで、あんまり答えのない話なのでした。
ちなみに僕個人としては毎日オフィスで作業してたい派ではある。(アウトプットの量の話はどうした、という感じですが。。)




ハードスキルあってのソフトスキルというスタンスを持っている、と数年開発していて自分の中で強く感じる (自己分析)
やっぱり技術やアウトプットを大事にしていきたいな。という思いからこんな風に謎の論理を展開しただけで、だいぶ偏った話はしているのでしょう。

おわり。